ディズニー好きなら知っておきたいミッキー誕生ストーリー

ウォルト・ディズニー

ウォルト・ディズニー 世界的人気のディズニー作品の中でも、もっとも多くのファンに支えられてるキャラクター、ミッキーマウス。

愛くるしい表情のオシャレなミッキーは、ウォルト・ディズニーが生み出した数々の魅力的なアニメ作品の登場人物として、1928年に登場しました。

では、そもそもミッキーマウスが誕生したきっかけとはどのようなものだったのでしょうか。

その秘密は、当時ウォルト・ディズニーが目指していたという、全ての世代の人々に愛されるアニメーション作品を作りたいという強い意思にあります。

ウォルト・ディズニーは幼少の頃から絵画や漫画に夢中な少年で、暇さえあればノートに落書きをしていたといいます。

その彼が22歳になった頃、運よくアニメーション製作の現場で手腕を発揮する機会が巡ってきたのです。

当時のアニメーションはまだノウハウも何もなかったため、膨大な仕事量は、ウォルトと彼の兄、ロイが中心となってこなしていくこととなりました。

例えば、表情豊かで擬人化された動物たちが大行進をする場面では、画面上に登場している数百ものキャラクターを、丹念に描き分け、しかもそれぞれを手作業で別個に動かしていきました。

こうして完成された幾つかの作品は、まだ若く無名であったこの兄弟を、一躍時の人にしてしまったのです。

ですが、ウォルトは名声を手にしても驕ることもなく、次々に新しいアニメ映画を作っていきます。そうして彼が27歳になった時、遂にミッキーマウスというキャラクターが生まれることとなりました。

それが冒頭でも紹介した、1928年のことです。

ミッキーマウスは、自身が主役として登場するモノクロアニメ作品が全米で放送され、さらにカラー映画にも登場し、瞬く間に子供たちの間で話題となります。

また、ウォルトの巧みな手腕によって命を吹き込まれた映像作品は、大人をも魅了していきました。

ウォルトは1940年代頃に子供を授かり、2人の娘の育児にも積極的に参加しています。

しかし、当時子供たちが楽しめるパレードや遊園地というものは、まだまだエンターティンメントとしては黎明期。大人の娯楽には程遠い状態だったそうです。

そこでウォルトは、かつて全ての年代の人々に夢を与えたアニメ映画と同じように、全ての人々に楽しんでもらえる遊園地を作れないかと考えるようになります。

この遊園地の完成までには、試行錯誤の連続だったといいます。

何度もアトラクションの構想を練り、15年の歳月をかけて、ようやく世界一のテーマパークがお披露目となりました。

それがディズニーワールド。

ウォルトが作り上げた、この魔法の遊園地では、今日もミッキーマウスが多くの来場者を笑顔で出迎えています。

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